悩む男性とカプセル

男性に多い尖圭コンジローマにはベセルナクリーム

尖圭コンジローマはヒトパピローマウイルス(HPV)を原因として発症します。
性感染症の中ではポピュラーな症状の1つになり、厄介な点として、痛みや痒みなどの自覚症状がほとんどないために放置しやすいこと、再発率の高さがあり、特に再発に関しては3ヶ月以内に約25%と高い数字になっています。

尖圭コンジローマの特徴として男性、女性ともに似た症状が出ることがあり、うすピンク色または茶色の鶏のトサカ状(カリフラワー状)か、お椀を伏せた形となる乳頭状のイボができます。
また、症状が出る場所としては、男性では陰茎・鬼頭・包皮の内側・陰嚢(いんのう)など、女性では大小陰唇・膣前庭・膣・子宮頚部などがあります。

治療には薬物療法と外科療法の2つが用いられています。
具体的には、薬物療法ではベセルナクリームの塗布が広く行われており、外科療法では手術によってイボを切除する対処法となります。
手術の種類は主なものとして、凍結療法・電気焼灼・レーザー蒸散・外科的切除の4種類があり、イボの状態によって医師が判断・選択をします。

尖圭コンジローマの治療では薬物療法が患者への負担が少なく、ベセルナクリームを塗布することで、原因となっているウイルスの増殖を抑制することができます。
また、イボに塗ることで免疫力高める作用があり、通常、外性器または肛門周辺に使用されています。

ベセルナクリームは、適量を1日1回、週3回、就寝前の塗布が使用方法となります。
ただし、塗布は1日置きにする必要があり、使用期間は、原則16週間までとなります。
また、塗った後は、6~10時間を目安として石鹸や水・お湯で洗い流す必要があります。

薬の使用においては、大切な要素として注意点の把握があります。
ベセルナクリームは、アレルギー症状がある場合、薬を使用する部位が尿道や膣内など粘膜に該当する場合、妊娠または授乳中である場合、他にも使用している薬がある場合には、必ず、事前に医師と薬剤師に伝えておく必要があります。

副作用は、一般的な内容としては塗った部位や周辺の皮膚に起こる症状があり、赤み、ただれ、表皮の剥がれ、腫れなどがあります。
また、稀な症状となるものの、寒気、発熱、筋肉痛などがあり、異常を感じた場合には速やかに医師または薬剤師に連絡をして、対処を仰ぐ必要があります。

性病を放置すると最悪の場合がんになる?

尖圭コンジローマは、治療法としては薬物、外科の2つがあり、特に、ベセルナクリームは身体への負担を感じることなく治療を行うことができます。
ただし、どちらの方法も、ウイルスそのものを完全に除去することは難しいことを理解しておく必要があります。
治療はイボなど表面症状に対しての対処法となります。
治癒の判断目安は治療後最低3ヶ月とされており、期間経過後に症状がなければ完治として判断されています。

放置すると最悪の場合ガンになるかどうかのリスクは、ヒトパピローマウイルス(HPV)の種類によって異なります。
ウイルスには良性型と悪性型の2種類があり、ガンのリスクが高いとされるのは悪性型が該当します。
ただし、悪性型の場合でもウイルス感染だけでガンになるわけではなく、他の要因も関係することを理解しておく必要があります。
ヒトパピローマウイルス(HPV)は、現在100種類以上の型が報告されており、ガンの原因になるか否かによって良性型か悪性型かに分類されています。

悪性型ヒトパピローマウイルス(HPV)を原因とするガンの種類は、女性では子宮頸ガン、男性では陰茎ガンが知られています。
陰茎ガンは先進国では罹患率が非常に低く、ごく少数例として捉えられており、尖圭コンジローマは、症状としては良性腫瘍と判断されます。
一方、子宮頚ガンは若い女性の増加が懸念されており悪性型によるガンの代表的な症状となっています。

子宮頸ガンは50歳以上の女性に多く見られる子宮体ガンと異なり、20~30歳代の若い女性に急増していることが指摘されています。
子宮ガン全体で見た割合も高く、国内においてはその約70~80%を子宮頸ガンが占めています。

子宮頸ガンは初期の段階ではほとんど自覚症状が無いという特徴を持ち、進行とともに症状が現れてきます。
ヒトパピローマウイルスの感染は、多くは免疫力などでウイルスが消滅しますが、10~30%の確率で感染した状態が続くとされています。
子宮頸ガンへの進行は、この段階で放置をすることが大きく関係しており、子宮頚部の細胞変化、変化の進行を経てガンに至る可能性が高くなります。
尚、確率としては約1.0%以下となるものの、早期対応が重要になり、現在、国内においては悪性型HPVのワクチンが承認されています。